「見るーっ!!」
思ったとおり、希美は顔を輝かせて身をすり寄せてきた。
「ダメ、こんなところで・・・・・・」
健太は、どちらの思惑かわからないが、まつわりつく彼女を避けた。
「だって、見たいもん。ちょっとだけでいいから」
希美は完全にその気になってしまった。
一方の健太も、やっとのことで淫らな 方向へ行くことができ、内心ほくそ笑んでいた。
「こら、一年のくせに恥ずかしくないのか」
「じゃ三年生の先輩は、セックスとかしたことあるんですか?」
「う・・・・・・」
健太は言葉に詰まった。どちらと答えた方が印象がいいか判然としなかったからだ。
「ほら、ないんでしょう。お互い初めてなんだから」
何のかんのと言いながら希美は、こうしてじゃれ合っているのが楽しくて
仕方がないらしく、大胆の健太の股間にタッチしてきた。
「よし、わかった。思い切って見せてあげるから。そのかわり、ショックを受けて泣くんじゃないぞ」
「平気だもん。あたしホラー映画好きだから、どんなグロでも大丈夫よ」
とうとうホラー映画にされてしまった。
健太は覚悟を決めて、椅子から立った。かわりに希美は座り、健太の股間に目の高さを合わせた。
「なんか恥かしいな・・・・・・」
相手が脱がず、自分だけ、しかもセックスではなくお勉強のために見せるというのが、新鮮で気恥ずかしかった。
それでもなんとかファスナーを下ろし、すでに最大限になってるペニスを引っ張り出して、
チラと希美の表情を見下ろした。
いつもながら、どうして自分は気がつくと、こう淫らな世界に身を置いているのだろうかと思った。
希美はワクワクし、好奇心に息を詰めて目を凝らしていた。
ペニスが露出した。
それは大砲のように希美の顔に照準を合わせ、無垢な視線に さらされてわずかにピクンと震えた。
「すごおい・・・・・・こんなに立ってる・・・・・・」
希美はものおじせず、息がかかるほど顔を寄せて、近々と観察した。
「触ってもいいよ・・・・・・」
健太は言った。ここまできたら、もう健太自身も引き下がるわけにはいかない。
希美がそろそろと手を伸ばしてきた。
そして、ピンピンに張り詰めた亀頭にチョンと触れてピクッと手を引っ込めた。
再び、今度は恐る恐る、汗ばんだ暖かく柔らかな手のひらにそっと包み込んだ。
「やん・・・・・・」
希美は、いきなりウナギでも握ってしまったように手を引っ込めた。
「ああ、やめたらダメだよ・・・・・・」
「だって、生温かくて気持ち悪いんだもん・・・・・・」
言いながらも、希美は何度目かのチャレンジでやんわりと握ってきた。
「そう、もう少し強く・・・・・・」
健太は、うっとりと息を弾ませて言った。
やがて慣れてきたのか、希美は無邪気にニギニギしはじめ、亀頭からカリ首、
スライドする包皮から幹、さらにはズボンの中を覗き込み、陰嚢の方まで指で触れてきた。
「これ、タマタマ?」
「うん、そこは強くしたらダメだよ」
言いながら、もう健太は我慢できなくなってきてしまった。
しかし希美の方が、先にタイミングよく言ってくれた。
「ね、出るとこ見たい」
そんなことを言うということは、いかに無垢に見えても男性の原理くらいは聞き知っているのだろう。
「もっとニギニギしないと出ないよ」
「いやっ、ここにいると顔や服にかかっちゃうわ」
「どうして知ってるの」
「ビデオで見たもの。中学の時、友達のお兄さんが持ってたやつを借りて、みんなで」
まあ、それぐらい見ていても不思議はないだろう。
「じゃ、後ろに回って、手でして」
健太は、もうためらうことなく要求し、再び入れ替わって椅子に座った。
希美も素直に背後に回り、手を回してニギニギしながら、健太の肩越しに、高まるペニスを見下ろしてきた。
(うん、この体勢は実にいい・・・・・・)
健太は思った。これだと彼の大好きな、美少女の甘酸っぱい吐息を心ゆくまで吸い込むことができる。
そんなことを楽しんでいるとも知らず、希美は健太の顔のすぐ横で無心に息を弾ませて、
ぎこちなくペニスをニギニギしていた。
ちょうど健太が、希美を背負っているような格好だ。
(うーん、たまらん・・・・・・)
快感は高まっているが、こんなやり方で満足してしまうにはあまりに惜しい。
それほど希美は貴重な素材だし、もっともっと要求しても簡単に受け入れてくれそうだ。
健太は思い切って横を向き、すぐ近くに迫っている希美の唇を求めてしまった。
「う、んん・・・・・・」
希美は、少し驚いたようだが、拒まずにじっとしていてくれた。
柔らかな唇が密着し、かぐわしく熱い息が震えた。舌を伸ばすと清らかな前歯に触れ、
少しためらってから希美は受け入れてくれた。
美少女の舌は、甘く柔らかく、いっそのこと噛み切ってたべてしまいたいほど
清らかな唾液にトロリと濡れていた。